日本にカジノができる!?ということで話題の統合型リゾート(IR)整備推進法案。通称カジノ法案。
多くの都市が候補地として名乗りを上げたものの、現実的な問題と面して撤退していきました。
その中で、残っているのが大阪と長崎。
今回2023年4月14日に大阪が政府から正式に認可を受ける予定であることがわかりました。
大阪府夢州はどこ?
夢州は「ゆめしま」と読みます。
新都心の開発を目指して、1988年に策定された「テクノポート大阪」計画の対象となった人工島3地区の一つです。
2025年4月13日~2025年10月13日に大阪万博EXPO2025の会場となる予定です。
大阪府のIR誘致案への期待
大阪にカジノを作ることで経済発展を見込んでいます。カジノで得た収益は、大阪府民の支援に回る予定です。そのこともあり、大阪府民のIR誘致は賛成が過半数を占めています。
具体的には
- 経済波及効果 年約1兆1400億円
- IR収入見込み額 年約1060億円
- IRによる雇用 年約1万5千人
という効果を期待しています。
他にもカジノを含む大型複合施設となるため、様々なイベントの会場となることを期待しています。
会議(meetings), インセンティブ旅行(incentives), カンファレンス(conferences), エキシビション (exhibitions)をMICEといい、現在はシンガポールが有名です。
日本もIRをMICEの場として利用してもらうことも計画されています。
大阪のIRスポンサーは
各候補地ごとに日本の大手企業がスポンサーとして名乗りを上げており、さらに海外のカジノ運営をしている大企業が開発に参加することとなっています。
日本企業
大阪府の場合、日本の大企業として事業にかかわるのはオリックスを中心とした共同グループ。他にも関西電力、パナソニック、NTT西日本、近鉄グループホールディングスなどが出資予定です。
海外企業
2022年にレオベガスグループを買収したことでも名前が知られてラスベガスでベラージオなどの有名カジノを運営するMGMが参加します。
政府が大阪府をIR建設地として認可
2023年4月14日金曜日に岸田文雄総理が統合型リゾート推進本部の会議に参加し、IRの申請を担当する国土交通省と協議し、認可をする予定です。
長崎は認可されないの?
今回は長崎については認可見送りの予定です。理由は海外のサポート企業として長崎の計画に携わっていたCredit Suisse Group AG がUBSグループAGに買収されたことを受け、その影響を考慮し再検討する必要があるためと言われています。
他にもカジノオーストラリアが投資に名乗りを上げているので、撤退には至っていません。
まとめ
長年注目されてきた日本のランドカジノとなるIR。
ついに、認可が下り、進展の兆しにワクワクが止まりません!
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