ギャンブラーファラシー　過去の結果とは関連性がない

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最もよく知られる可能性に対する自明の理が、ギャンブラーファラシーです。ギャンブラーファラシーとは、統計学者であれば誰でも知っているルールですが、最終的に、ギャンブルは確率と可能性がすべてなので、ギャンブラーであれば、知っておく必要があります。

ギャンブラーファラシーを簡単に説明すると、それぞれひとつひとつのゲームの結果は、過去の結果とは関連性がないということです。

例えば、コインを投げて、表が連続して20回出るような確率は、100万分の1以上に極めて稀な確率です。

もしコインを投げて連続して19回表が出たら、次は裏が出る方に大きく賭けようと思うでしょう。

しかし、こう考えることが間違いです。すでに19回、表が出たとしても、次に裏が出る確率は、2分の1で、一回ごとの確率と同じです。コインは、前にどちらが出たかを記録していません。次に「当然出るはず」だと信じることが、ギャンブラーファラシーです。

ギャンブラーファラシーは、多くのカジノゲームで問題を引き起こす可能性があります。カジノルーレットのウィールには、過去にプレーされた番号を表示する表示版がついているので、プレーヤーは、「当然出るはず」の番号はどれかを決めることができます。

現実には、「当然出るはず」の番号はどこにもありません。

プレーヤーは、よく出る番号が、「ホット」な番号で、再度出るかもしれないと勘違いしやすいのです。

ブラックが10回出るのを見たプレーヤーは、次のスピンでイーブンマネーのチャンスより高い確率で、レッドが出るほうに大金を賭けるでしょう。また、これは間違いです。

ウィールの記憶する機能は、コインほどもなく、ましてダイスやカードにも勝りません。プレーヤーがそう考え、ベットすることが、まさにギャンブラーファラシーで、思ったよりも大きく負けることにもなります。

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