実は、モンテカルロ法は、モナコ公国のモンテ・カルロのカジノを破産させたというとんでもない逸話から名前がついたといわれています。そのことから、数多くあるカジノゲームの攻略法の中でも、成功すれば確実に利益を出せるかもしれません!
また、さまざまな攻略法の中でも、少ない資金で活用することができ、リスクが低いとされています。そして、モンテカルロ法は『ルーレット』や『バカラ』などの、2倍配当または、3倍配当などの一定配当のゲームに適しています。
そこで、今モンテカルロ法を駆使して稼げるその攻略法などを詳しく解説しましょう!
モンテカルロ法とは
モンテカルロ法とは、決められた計算式によって導き出された額を次の勝負でベットする方法です。また、「負ける勝負」があることを前提としていますが、プレイヤーが資金を失いにくいと言われるベット方法で「資金を守る」ことに特化しています。
しかし、数学的理論がベースになっている事もあり、数列の計算が頭の中ではなかなか難しい点が挙げられます。そのため、紙とペンが必須になってくるわけです。
とはいえ、実践してみると、それほど難しいわけではありません。
モンテカルロ法の方法
モンテカルロ法の方法は、ベット金額を決める為の数列を作り、負けると数列へ数字を足し、勝つと数字を消すというやり方です。最終的に数列の数字がすべてなくなるか、残り一個になれば1サイクルは終了となり、利益が発生しているという仕組みです。
モンテカルロ法は徐々に負けを取り返していく方法で、長い時間をかけて、コツコツと利益を出すことになります。
モンテカルロ法の手順
では、実際にゲームの流れに沿って具体的なベット方法の手順を見ていきましょう。
1.数列を作りベット金額を決める
まずは、メモに【1・2・3】と数列を記録します。このメモした数列の数字【1・2・3】は「ユニット」という単位です。この「ユニット」は賭けるときの基準となる数字の単位となります。
例えば、ユニットを1ドルに設定した場合、始まりの数列は上記の数字となります。そして、ユニットを2ドルに設定した場合、始まりの数列は【2・3・4】です。
なお、ユニットの設定金額を上げれば勝った時の利益も大きくなりますが、その分損失も大きくなってしまいます。その結果、「賭け金がリミットを超過してしまった」なんてことにもなりかねません。そういったリスクも頭に置き、資金の状況などを考慮して慎重に決定するのがよいでしょう。
2.数列に従ってベットする
では、ベット金額が決まれば、実際にベットしていきましょう。まず、最初のベットは、左端と右端の数字を足した数字がベット金額になります。例えば、上記で説明したユニットを1ユニットの1ドルで設定したとします。その際、左端の「1」と右端の「3」を足した4ユニット分の金額の「4ドル」から始まるシステムです。また、2ユニットの2ドルで設定した場合、「2 + 4」の8ドルの計算となります。
3.負けてしまった場合
最初のベットで負けてしまった場合、最初に書いた数列の右端に数字が書き加えられ、新たに次のベット額を計算します。つまり、【1・2・3】の数列に「4」が書き加えられ、【1・2・3・4】の数列となるシステムです。そして、両端を足した数字が次のベット額となります。よって、「1」と「4」を足すと「5」になるため、次のベットは、5ユニット分の金額の「5ドル」ということです。
さらに負けてしまった場合
さらに次の勝負でも負けてしまった場合、上記と同様に数列の右端に数字が書き加えられ、新しい次のベット額を計算していきます。先ほどの数列は【1・2・3・4】だったため、「5」が書き加えられ、【1・2・3・4・5】という数列です。そして、左端の「1」と右端の「5」を足した6ユニット分の金額「6ドル」が次に賭けるベット額となります。
さらに負けてしまった場合
続いて3回目のベットでも負けてしまった場合、先ほどと同様に数列の右端に数字が書き加えられます。先ほどの数列は【1・2・3・4・5】であったため、ここでは「6」の数字が書き加えられた【1・2・3・4・5・6】という数列になります。
よって、左端の「1」と右端の「6」を足すと「7」になるため、次のベット額は7ユニット分の金額「7ドル」という計算です。
ということで、負けが続く場合には、数列に数字が書き加えられ、勝つまで繰り返されるシステムになっています。
4.勝利した場合:数列の数字を両端から消していく
ゲームに勝つまでは手順3が繰り返され、数列はどんどんと長くなります。例えば、3
ゲームに勝つまでは数列に数字が書き加えられ、数列はどんどんと長くなります。そして、3回負けた数列は【1・2・3・4・5・6】となりました。次に4回目のベットで勝利した場合には、数列の数字を両端から消していく仕組みです。
消し方は以下の2通り存在します。
勝率が約50%、払戻2倍のゲームの場合:数列の両端から一つずつ、計2つ消す
例:【1・2・3・4・5・6】
よって、4回目にベットする額は「2」と「5」を足した7ユニット分の金額「7ドル」となります。
・勝率が約33%、払戻3倍のゲームの場合:数列の両端から二つずつ、計4つ消す
例:【1・2・3・4・5・6】
よって、4回目にベットする額は「3」と「4」を足した7ユニット分の金額「7ドル」となります。
5.数列がなくなるまで手順3と4を繰り返す
モンテカルロ法は、数列の数字がなくなるまで、または数字が残り一つになるまで上記で説明した手順を繰り返していきます。
5回目のベット額は、払戻3倍のゲームの数式で見ていきましょう
5回目のベットで負けた場合
【1・2・3・4・5・6】→【1・2・3・4・5・6・7】
負けてしまった場合には、そのままの数式に、「7」の数字が書き加えられます。よって、6回目の次にベットする額は両端の「3」と「7」を足した10ユニット分の金額です。
5回目のベットで勝った場合
【1・2・3・4・5・6】→【1・2・3・4・5・6】
「3」と「4」を足した7ユニットでベットし、勝利した場合には、数列がすべて消され1サイクルが終了となります。この1サイクルがうまく終了できれば攻略法は成功です!したがって、利益が発生しているといえます。
※【1・2・3・4・5・6・7】のように、最後に数字が残り1つの場合でも成功です!
モンテカルロ法の早見表
モンテカルロ法の使い方がわかったところで、実際に、どのように利益が増えていくのでしょうか。では、最初のベット額を1ドルに設定し、払戻3倍のゲームで10ゲームまでの一連の賭け方を早見表で見ていきましょう。
計算式 | ベット額 | 負けた時の損失 | トータルの損失 | 勝利した時の利益 | トータルの利益 | |
1ゲーム目 | 1+3 | 4ドル | ‐4ドル | ‐4ドル | 12ドル | 8ドル |
2ゲーム目 | 1+4 | 5ドル | ‐5ドル | ‐9ドル | 15ドル | 10ドル |
3ゲーム目 | 1+5 | 6ドル | ‐6ドル | ‐15ドル | 18ドル | 12ドル |
4ゲーム目 | 1+6 | 7ドル | ‐7ドル | ‐22ドル | 21ドル | 14ドル |
5ゲーム目 | 1+7 | 8ドル | ‐8ドル | ‐30ドル | 24ドル | 16ドル |
6ゲーム目 | 1+8 | 9ドル | ‐9ドル | ‐39ドル | 27ドル | 18ドル |
7ゲーム目 | 1+9 | 10ドル | ‐10ドル | ‐49ドル | 30ドル | 20ドル |
8ゲーム目 | 1+10 | 11ドル | ‐11ドル | ‐60ドル | 33ドル | 22ドル |
9ゲーム目 | 1+11 | 12ドル | ‐12ドル | ‐72ドル | 36ドル | 24ドル |
10ゲーム目 | 1+12 | 13ドル | ‐13ドル | ‐85ドル | 39ドル | 26ドル |
上記表をみてみると、緩やかにベット額が上昇していくことがわかります。また、損失額も10ゲーム連続して負けると85ドルのマイナスです。とはいえ、10ゲームも負け続けることはあまりありません。
モンテカルロ法のシミュレーション
先ほどの早見表では、モンテカルロ法での一連のベット額と損失額と利益額を確認することができました。では、どのように利益を発生させていくのでしょうか?また、失敗例も合わせて確認していきましょう。
モンテカルロ法の成功例
資金を30ドルに設定し、スタートユニットを1ドルの1ユニットで始めてみました。3倍配当のゲームでシミュレーションしています。
数列 | ベット金額 | 勝敗 | 損益 | 資金残高 | トータル利益 | |
1ゲーム目 | 1・2・3 | 4ドル | 負け | ‐4ドル | 26ドル | ‐4ドル |
2ゲーム目 | 1・2・3・4 | 5ドル | 負け | ‐9ドル | 21ドル | ‐9ドル |
3ゲーム目 | 1・2・3・4・5 | 6ドル | 負け | ‐15ドル | 15ドル | ‐15ドル |
4ゲーム目 | 1・2・3・4・5・6 | 7ドル | 負け | ‐22ドル | 8ドル | ‐22ドル |
5ゲーム目 | 1・2・3・4・5・6・7 | 8ドル | 勝ち | +16ドル | 24ドル | -6ドル |
6ゲーム目 | 3・4・5 | 8ドル | 勝ち | +16ドル | 40ドル | +10ドル |
6ゲームで勝利したので、数式は残り1つの「4」になるため、モンテカルロ法が成功となりました。
1ゲーム目から4ゲーム目まで負けが続き、5ゲーム目で勝利したものの、まだ6ドルの損失です。しかし、6ゲーム目の勝利では10ドルの利益となりました。
ココモ法のように、一回の勝利で今までの損失額を取り戻すことはできませんが、成功すれば確実に利益を出せることがわかります。
モンテカルロ法の失敗例①
一方で、モンテカルロ法の失敗例を見ていきましょう。ベットしていく条件は、先ほどの成功例と同じです。
数列 | ベット金額 | 勝敗 | 損益 | 資金残高 | |
1ゲーム目 | 1・2・3 | 4ドル | 負け | ‐4ドル | 26ドル |
2ゲーム目 | 1・2・3・4 | 5ドル | 負け | ‐9ドル | 21ドル |
3ゲーム目 | 1・2・3・4・5 | 6ドル | 負け | ‐15ドル | 15ドル |
4ゲーム目 | 1・2・3・4・5・6 | 7ドル | 負け | ‐22ドル | 8ドル |
5ゲーム目 | 1・2・3・4・5・6・7 | 8ドル | 負け | ‐30ドル | 0ドル |
一度も勝つことがなく、5連続で負けてしまった場合、資金は0となってしまいます。しかし、数式はまだ残っているものの、ベットできる資金がないため、モンテカルロ法の失敗となります。したがって、資金を考慮しながらベット金額を設定する必要があるんです。また、少ない資金でも活用できるモンテカルロ法ですが、ある程度の資金が必要なことがわかりましたね!
モンテカルロ法の失敗例②
失敗例①では、負けが連続で続いてしまい資金がなくなってしまうといった失敗例を紹介しました。モンテカルロ法に限らず、負けが続いてしまうと資金が底をついてしまうのは当然です。しかし、モンテカルロ法でサイクルが終了したにもかかわらず、失敗に終わってしまうことがあります。
資金を40ドルに増やし、2倍配当のゲームで確認していきましょう。
数列 | ベット金額 | 勝敗 | 損益 | 資金残高 | |
1ゲーム目 | 1・2・3 | 4ドル | 負け | ‐4ドル | 36ドル |
2ゲーム目 | 1・2・3・4 | 5ドル | 負け | ‐9ドル | 31ドル |
3ゲーム目 | 1・2・3・4・5 | 6ドル | 勝ち | ⁻3ドル | 37ドル |
4ゲーム目 | 2・3・4 | 6ドル | 負け | ‐9ドル | 31ドル |
5ゲーム目 | 2・3・4・6 | 8ドル | 勝ち | ⁻1ドル | 39ドル |
6ゲーム目 | 3・4 | 7ドル | 負け | ⁻8ドル | 32ドル |
7ゲーム目 | 3・4・7 | 10ドル | 負け | ⁻18ドル | 22ドル |
8ゲーム目 | 3・4・7・8 | 11ドル | 勝ち | ⁻7ドル | 33ドル |
9ゲーム目 | 4・7 | 11ドル | 負け | ⁻18ドル | 22ドル |
10ゲーム目 | 4・7・9 | 13ドル | 勝ち | ⁻5ドル | 35ドル |
10ゲーム目の勝利で、数式は「4」と「7」が消されるため、「7」が残ります。よって、モンテカルロ法のサイクルが終了となります。しかし、終了したときには5ドルの損益が発生しており、失敗となってしまうんです。
モンテカルロ法が使えるゲームは?
モンテカルロ法を実践できるカジノゲームは「ルーレット」や「バカラ」などの、勝った時に2倍配当が得られるゲームか、または3倍配当が得られるゲームである必要があります。
・2倍配当のゲーム
2倍配当のカジノゲームは、勝率が50%に近いゲームであることが条件となります。そのため、ルーレットの赤黒や奇数偶然、High or Low、バカラ、シックボーの大小、ドラゴンタイガーなど様々なテーブルゲームで使用が可能です。
ところが、2倍配当のゲームでは、前述で説明した通り、サイクルを成功させたとしても、一定の条件がそろわないと損失がでてしまい、損失分を取り戻せない可能性があるので注意が必要です。
・3倍配当のゲーム
3倍配当のカジノゲームでモンテカルロ法を使うなら、同じルーレットのダズンベットとコラムベットです。というのも、3倍配当のゲームは、当たれば賭けた金額が3倍になって返ってくるため、サイクルに成功したときは必ず利益が出ます。また、儲けるスピードが早く、連勝した時には一気に稼ぐことが可能です。
一方で、ベット額が2倍配当よりも大きくなる傾向にあるため、資金上限に達してしまう可能性が高まります。
モンテカルロ法を使用する上での注意点
モンテカルロ法を使用する時にはいくつか注意点があります。知らないでプレイしてしまうとうまく稼げなかったり、失敗して損してしまうなんてこともあるので注意しましょう。
勝ち負けを繰り返すとベット額が増大してしまう
モンテカルロ法のベット額は比較的緩やかに増えていく特徴があります。ゲーム開始直後の連敗であれば、ベット額は1単位ずつ増加していくため大きな損失にはなりません。しかし、勝ち負けを繰り返し数列を変化させていった場合の連敗では、大きな損失を出す可能性があるんです。
数列 | ベット金額 | 勝敗 | |
51ゲーム目 | 31・42・55・67・78・92 | 123ドル | 勝ち |
52ゲーム目 | 55・67 | 122ドル | 負け |
53ゲーム目 | 55・67・68 | 123ドル | 負け |
54ゲーム目 | 55・67・68・69 | 124ドル | 負け |
55ゲーム目 | 55・67・68・69・70 | 125ドル | 負け |
ベット額が緩やかに増えていくとは言え、勝ち負けを繰り返し数列へ数字を削除・追加していくと、上記表のように膨れ上がっていく場合があります。
一度に100ドル、200ドルと日本円にして数万円の金額をベットするのは、なかなかリスクが高いですよね。こういった勝ち負けを繰り返した時のベット額が高くなることを理解しておきましょう。
リミットに引っかかるおそれがある
先ほど説明した通り、モンテカルロ法はベット額は緩やかに増えていくものの、ゲームの連敗が続いたり、ゲーム数が増えたりするうちに、数列に書き込んだ数字がどんどん大きくなります。
ゲーム開始時には、数ドルのベット金額であったのに、途中から1回のベット額が100ドルを超えてしまうなんてこともよくある話です。また、開始のベット額が大きければ、思わぬ連敗が続いてしまったときのベット額は莫大な金額になります。
その際に、テーブルリミットがあると到達してしまったときに、モンテカルロ法の失敗となってしまいます。
くわえて、資金のリミットに到達してしまい、失敗に終わってしまうなんてこともよくあるんです。そのため、「テーブルリミット」や「資金のリミット」をよく確認しておきましょう。
損切のタイミングが大切
モンテカルロ法は、コツコツと利益を増やせると人気があります。しかし、消せる数字がなくなるまで勝ち続けないと利益にならないのがモンテカルロ法のポイントです。
とはいえ、もちろん、ギャンブルにおいて負けが続いてしまうなんてことは十分に考えられます。
連敗が続いてしまうと、連敗した分だけ数字を書き足さなければならなくなり、失った資金を取り戻すのは難しくなってしまうんです。くわえて、資金不足になってしまう恐れもあります。そうならないためにも、あまりにも連敗が続いてしまった場合には、損切りすることも大切です。また、1サイクルが終了しなくても、利益がでた時点で勝ち逃げすることも必要です。
ランドカジノでは使えない
ランドカジノでは、持ち込み物や行動の制限があるところが多くあります。そのため、紙やペンを使ってゲームを攻略するモンテカルロ法は認められておらず、ランドカジノで試すことは出来ません。
ペンと紙なしだと、「今何ユニットか?」「次は?」「前の前は負けた?勝った?」など把握することが多すぎて頭の中だけでは難しいでしょう。
反対に、オンラインカジノでは持ち込み制限がなく、周りの目を気にせずメモを取りながら自分のペースでゲームを進めながらモンテカルロ法を使うことができます。
システムベットが禁止しているオンラインカジノもある
オンラインカジノでは、モンテカルロ法のような賭け方をシステムベットと呼んでいます。前述では、オンラインカジノでモンテカルロ法を使うことができると説明しましたが、まれにシステムベットを禁止しているサイトがあります。
コンピューターが規則的なベットを感知して、モンテカルロ法で稼いだお金を無効にするおそれがあるので注意が必要です。使用する前には、利用規約を必ず確認しましょう!
モンテカルロ法のメリット
モンテカルロ法のメリットを紹介します。
ベット額の増加が緩やか
モンテカルロ法のベット額は1単位ずつ増加していくため、急激にベット額が跳ね上がることはありません。そのため、連敗が続いてしまっても、資金がすぐ底をついてしまうこともなく低リスクでプレイすることができます。ゆえに、心理的負担も少なく、余裕のあるプレイができることでしょう!
また、次のベット額の計算もしやすく、金額を間違えてベットしてしまうといったミスがあまりありません。
少ない資金でできる
先ほど説明した通り、ベット額の増加が緩やかということは少ない資金で始めることができます。というのも、ベット額を倍にしていくようなベットはなく、負けが続いたとしても資金がすぐに底をついてしまうことがありません。また、モンテカルロ法の成功例の表を見てもわかる通り、2連勝することで損失を取り戻すことができます。
高確率で利益を出すことができる
モンテカルロ法は、基本的に1サイクルを終了できれば利益がでるように設計されています。
また、10回近くの連敗を出さなければ、1サイクルが終了したときには利益があるようになっています。くわえて、数ゲーム連敗が続いて賭け金が大きくなってから終了すると利益は比較的大きいです。
モンテカルロ法のデメリット
ギャンブルにおいて「絶対稼げる」という確証はありません。くわえて、デメリットも存在します。それでは、モンテカルロ法のデメリットを紹介します。
数列の計算が難しい
モンテカルロ法は勝敗の結果で、数式を消したり追加したりすることで次のベット額を計算します。数列の数字を間違えてしまうと効果を発揮することができません。数十ゲーム続くとなると、全ての勝敗の結果を覚えて、なおかつ数字を覚えていかないといけないため、頭の中で、数列を作ることは不可能でしょう。
一度の勝利では損失を取り戻せない
成功例のシミュレーションを見てもわかる通り、モンテカルロ法は一度の勝利で今までの損失を取り戻すことはできません。負けが続いても、損失額の増加が緩やかなものの、勝利が続かないと利益を出せない特徴があります。また、失敗例のシミュレーションを見てもわかる通り、勝ちがあったとしても、損失は取り戻せないため、1サイクルが終了したときにはマイナスで終わってしまうんです。その結果、モンテカルロ法は失敗に終わります。
長期戦になる
先ほど説明した通り、モンテカルロ法は一度の勝利で今までの損失を取り戻すことができません。よって、利益を出すまでは、長期戦になりやすいというデメリットがあります。また、ゲームが続くことによって、ベット額が増大してしまい、テーブルリミットや資金リミットに引っかかってしまうなんてことも…。そうなってしまうと、モンテカルロ法は失敗に終わってしまいます。
くわえて、長期戦になってくると、数列が複雑化し間違えてしまい計算ができなくなるといった問題も発生するでしょう。
さらに、長期戦は利益を出すことに没頭しすぎて気づいたら失敗に終わってしまうことも考えられるため、ある程度の損切りが大切になってきます。
ボーナスの規約違反になる
オンラインカジノでは、軍資金を増やすことができる「ボーナス」を取得することができます。ほとんどのカジノでは、そのボーナスを使用するときのベット額に上限を設けています。例えば、1回のベット額の上限が5ドルであれば、3ゲーム目のベットで規約違反となってしまうんです。そのため、ボーナスを使用してのモンテカルロ法は使用できないということになります。モンテカルロ法を用いてせっかく稼いだのに、規約違反により資金を没収されることもあるので要注意しましょう。
モンテカルロ法を成功させる方法
モンテカルロ法を使用する上で、失敗に終わってしまうこともあると説明しました。せっかく使用するのにも失敗は避けたいもの。また、少しでも多く稼ぎたいところですよね。そこで、モンテカルロ法を成功させる方法を解説していきます。
4回に1回の割合で勝利する
とても単純なことではありますが、ゲームに勝利し数列の数字が消えればモンテカルロ法の成功です。そして、勝利したときには4つの数字が消えます。よって、モンテカルロ法は計算上、3倍配当のゲームなら4回に1回の割合で勝利すれば、利益を出すことができるんです。あまりありませんが、12連敗してしまい、その後に4連勝したときの損益を見てみましょう。
ベット金額 | 勝敗 | 損益 | |
1ゲーム目 | 4ドル | 負け | ‐4ドル |
2ゲーム目 | 5ドル | 負け | ‐9ドル |
3ゲーム目 | 6ドル | 負け | ‐15ドル |
4ゲーム目 | 7ドル | 負け | ‐22ドル |
5ゲーム目 | 8ドル | 負け | ‐30ドル |
6ゲーム目 | 9ドル | 負け | ‐39ドル |
7ゲーム目 | 10ドル | 負け | ‐49ドル |
8ゲーム目 | 11ドル | 負け | ‐60ドル |
9ゲーム目 | 12ドル | 負け | ‐72ドル |
10ゲーム目 | 13ドル | 負け | ‐85ドル |
11ゲーム目 | 14ドル | 負け | ⁻99ドル |
12ゲーム目 | 15ドル | 負け | ⁻114ドル |
13ゲーム目 | 16ドル | 勝ち | ⁻82ドル |
14ゲーム目 | 16ドル | 勝ち | ⁻50ドル |
15ゲーム目 | 16ドル | 勝ち | ⁻18ドル |
16ゲーム目 | 16ドル | 勝ち | +14ドル |
表を見てわかる通り、16ゲーム目では14ドルの利益を出しています。数式は、15ゲーム目で残り「7・8・9」でした。そして、16ゲーム目の勝利で「7」と「9」が消え、「8」の数字一つが残り1サイクルの終了となります。結果、収益はプラスであったため、モンテカルロ法の成功となるんです。
4回に1回の割合だと、勝率は25%となります。しかし、余裕を持って30%くらいの勝率があればモンテカルロ法を成功できるでしょう。
3倍配当のゲームで活用する
モンテカルロ法は、配当3倍のゲームのほうが効果を発揮しやすいといわれています。というのも、配当3倍のゲームは1サイクルが終了するときに必ず利益を得ることができるんです。
その理由として、配当3倍のゲームは、勝利すると3倍の金額が払い戻しされ、2倍と3倍では儲けるスピードが大きく違います。そして、配当3倍のゲームは、連勝すると一気に稼ぐことができるんです。一方で、配当2倍のゲームは、一定の条件が揃っていないと損失分を取り戻せないという可能性があります。
空回しを活用する
モンテカルロ法では、空回しを活用することで、少しでも成功率を上げることができるんです。
空回しとは、ベットせずにスピンを回すことができ、ベット結果を見守ることができる機能です。
モンテカルロ法に限らず、テーブルについていきなりゲームを始めてしまったり、焦ってベットしてしまうことはよくありませんよね。そこで、空回しを活用することで、少しでも勝率が高い場所を予想してベットすることができます。
ランドカジノでは禁止行為とされていますが、オンラインカジノでは空回しが使えるのでぜひ、活用してみましょう!
モンテカルロ法はどんな人におすすめ?
モンテカルロ法について、説明してきましたがどんな人に向いている必勝法といえるのでしょうか。
まず、モンテカルロ法は、他の必勝法に比べると、ベット金額は緩やかでリスクが低めです。しかし、その分一気にドンッと稼ぐことはできません。
くわえて、モンテカルロ法は3倍配当のゲームに適しているため、連敗することが大前提です。つまり、リスクを最小限に抑えて、いかに損失を取り戻せるかを追及した必勝法となっています。
よって、「時間をかけてコツコツ稼ぎたい人」に向いているといえるでしょう。
反対に、一気に大きく稼ぎたい人や一獲千金のチャンスを狙っている人には不向きな必勝法です。
最後に
モンテカルロ法は、カジノも恐れるほどの強力な攻略法といえることがわかりましたが、「利益を伸ばす方法」というよりかは、「損失を小さく抑えて確実に稼いでいく」手法といえるでしょう。
しかし、少し複雑なシステムベットではあるのが難点といえます。とはいえ、法則をしっかり守って落ち着いて試せば、初心者でも正確に攻略法を活用できるんです。ぜひ、次のゲームではモンテカルロ法を試して利益を上げてみましょう!