日本人プレーヤーにも近年人気が出てきているカジノゲーム「クラップス(Craps)」のルールと攻略法を徹底解説するページです。全くの初心者の方から中級者、上級者のプレーヤーまで参考になる情報を分かりやすく提供しています。
クラップスのルールと手順は至ってシンプル。簡単に言うと、専用の緑のテーブルの上で2つのサイコロを振り、その出た目の合計数を当てるゲームです。ただ、基本的なクラップスの攻略法を知らないと、とっても損をするゲームでもあるので基本的な知識が必須です。
カジノが合法でない日本では、クラップスがギャンブルゲームの一つとして浸透するまで時間がかかった一方、世界的に見ると定番のブラックジャック、ルーレット、ポーカー、等と並んで最も人気なカジノゲームの一つです。その理由としてあげれるのが、まずクラップス独自のルールと仕組み故に、お客同士で和気あいあいと楽しめる風潮があるという点。そしてもう一つが、全てのギャンブルの中で最も勝率が高いゲームであるという点です。
このクラップスならではの高い勝率についても、その仕組みと条件を詳しく解説していきます。
クラップスは最も勝率が高いゲーム
クラップスはカジノの中でも最も人気なゲームの一つで、そのルールの仕組みから沢山のお客がテーブルを囲んで大盛り上がりするので有名です。アメリカの大人気ドラマ「フレンズ」で、ラスベガスのカジノでモニカとチャンドラーが初めの婚約をする有名なシーンがありますが、そこで二人が遊んでいたゲームがまさにこのクラップスです。
近年、日本でもオンラインカジノの利用が浸透し、クラップスの認知度が上がり人気が出てきています。
クラップスの最大の特徴は、何んと言ってもギャンブルの中で最も勝率が高いゲームであるという点。「オッズベット(オッズ賭け)」と呼ばれる戦術を使うと、なんと控除率が0%(還元率100%)になるのです。
これは、「カジノ側の利益が全くなくプレーヤーとカジノの優位性が全くのイーブン(互角)になる」という意味で、クラップス以外の他のギャンブルではまずあり得ないことです。通常のギャンブルでは運営側に必ず利益が出るように、プレーヤーが確率的に不利になるようにゲームができています。
ポイント:控除率と還元率のルール
※読み方:「こうじょりつ(控除率)」、「かんげんりつ(還元率)」
クラップスに限らず、ギャンブルの世界のルールとして、「賭けるリスクに対して、どのくらいの利益・メリットが期待できるのか」というのがゲームを選んだり攻略する上で、非常に重要なポイントになってきます。
つまり、たとえハイリスクで勝てる確率が低いゲームでも、その割合にあった高い報酬が出れば優秀なゲームであるし、逆にリスクの割には報酬が少なければプレイする価値があまりないゲームということになるわけです。
この関係性を表すのが「控除率(こうじょりつ)/ハウスエッジ」や「還元率(かんげんりつ)/RTP(Return To Player)」です。「控除率」と「還元率」は両方の数を足すと必ず “100” になる相互関係になっており、控除率が高ければ高いほどカジノ側に利益があり、逆に還元率が高ければ高いほどカジノ側に利益は見込めずプレーヤーに有利なゲームということになります。
控除率 0% = 還元率 100% 控除率 50% = 還元率 50%
クラップスのルールを理解し、賢くプレイすると、この控除率が1.36%~1.52%の割合でギャンブルをすることができ、さらに、冒頭で触れた「オッズベット」という方法を使うとこの控除率が0%になります。これらについては下記の「賭け方のルール」のセクションで詳しく解説していきます。
この控除率と還元率について詳しく解説しているページはこちら「ギャンブルの還元率と控除率カジノ初心者ガイド」。
クラップス:ゲームの基礎知識
クラップスのルールを理解する上で、重要になってくるのがサイコロの確率の理解と、オプションが複数あるお金の賭け方です。それぞれ詳しく後術で解説していきますが、賭け方について先に少し触れると、まず覚えて欲しいのが、クラップスの数ある “賭け方” の中で実際にプレイすべきオプションはたったの5つです。
クラップスで気を付けなければならないのが、この5つの賭け方よりも、 ‘“選ぶべきでない賭け方” の方が数が多く、よりシンプルに出来ているため、その気軽さからよく初心者が間違って選びがちです。特に日本人のプレーヤーを見ると、その親しみやすさから、クラップスがルーレットのように完全に運であると勘違いし、これらの不利な賭け方でプレイしている人が多く見られます。
◍ クラップスは “シューターの勝ち負け” を当てるゲーム
この記事の冒頭で、クラップスはサイコロの出目を当てるゲームと言いましたが、別の言い方をすると、「サイコロの投げ手(シューター)がハウス側に対して勝つか負けるかを当てるゲーム」とも捉えられます。クラップスのルールでは、サイコロの出た目によって投げ手が負ける数字と、ハウス側勝つ数字が決まっており、プレーヤーはそれを占って賭けをするわけです。
クラップスの「シューター(投げ手)」は誰がやる?
あくまでも、投げ手(シューター)はサイコロを投げるだけの係なので、ギャンブルをしているプレーヤーのことを指しているわけではありません。もちろんプレーヤー自身でシューター役をしても良いのですが、普通のランドカジノ(店舗型のカジノ)の場合、ゲームを観戦しているお客がシューター役になったり、一回ずつ別のプレーヤーがサイコロを投げたりします。このように、シューターに関してのルールは特別に決まっていません。
一方、オンラインカジノでクラップスをプレイする場合は、コンピューターが自動的にサイコロを投げたり、ライブカジノではディーラーがシューター役をしたりします。ちなみに、ライセンスを取得しているオンラインカジノであれば、サイコロの確率を操作するなどのイカサマは絶対に行われていないのでご安心を。ゲームに使われているアルゴリズムも公に公開されており、さらに国の政府から定期的に審査を受けています。
クラップス:サイコロの確率
さて、クラップスのルールを理解する上で最も重要なポイントとなるのが、隠された “サイコロの確率” です。「え?サイコロの出る目の確率は全部一緒でしょ?」と思った方はその通り、もちろん一つのサイコロで出る目の確率は、どれも同じです。しかし、二つのサイコロを使って、出た目の “合計数” が確率の対象となってくると、話は変わってきます。
ルール解説の前置き
これ以降クラップスのルール説明をする際に、この2つのサイコロを使った場合の確率を説明するのにおいて、分かりやすいように括弧(カッコ)を使い分けます:
墨付きカッコ【】➜ サイコロ2つの目の合計数 例:2と3が出た場合【5】
角カッコ[]➜ サイコロ2つのそれぞれの目 例:2と3が出た場合[2・3]
◍ カギになるサイコロの合計数【7】
サイコロの数字の中で、クラップスで特に重要になってくるのが合計数の【7】です。サイコロ二つの出目の合計が 【7】 ということは、サイコロの目のパターンとしてあり得るのが:
[1・6][6・1][2・5][5・2][3・4][4・3]
角カッコ内の右が一つ目のサイコロ “A” 、左が二つ目のサイコロ “B” のため、[1・6]と[6・1]は同じ現象ではなく、異なる別の現象。
ということで、6パターンの可能性があるのが分かります。2つのサイコロの組み合わせとしては全部で36通りのパターンがあり得るので、その内の6パターンということは、36分の6。つまり【7】が出る可能性は約16.7%。これに対し、【12】が出る可能性はサイコロ両方が6の[6・6]の場合しかあり得ないので、出現率はたったの約2.8%になります。
サイコロの合計数【7】が出る確率 ➜ 16.7%
サイコロの合計数【12】が出る確率 ➜ 2.8%
※その差は約6倍にもなる
◍ サイコロの合計数は出現率が異なる
これを見てわかるように、2つのサイコロの合計数がルールの対象になる場合、その出現率の偏りが大きく影響します。考えてみれば当たり前のことなのですが、以外にこの事実を知らないままクラップスで遊んでいるプレーヤーも多くいます。これはトランプの種類を知らずにポーカーやブラックジャックをプレイするようなもので、これを知らずにクラップスでギャンブルをするのはあまりに無謀な行為と言えます。
以下で、2つのサイコロの合計数【2】~【12】の出現率をまとめました。
クラップスにおけるサイコロの出現率表
サイコロの合計数 | 2つのサイコロのパターン | パターン数 | 出現率 |
---|---|---|---|
【2】 | [1・1] | 1パターン | 2.8% |
【3】 | [1・2][2・1] | 2パターン | 5.6% |
【4】 | [1・3][3・1][2・2] | 3パターン | 8.3% |
【5】 | [1・4][4・1][2・3][3・2] | 4パターン | 11.1% |
【6】 | [1・5][5・1][2・4][4・2][3・3] | 5パターン | 13.9% |
【7】 | [1・6][6・1][2・5][5・2][3・4][4・3] | 6パターン | 16.7% |
【8】 | [2・6][6・2][3・5][5・3][4・4] | 5パターン | 13.9% |
【9】 | [3・6][6・3][4・5][5・4] | 4パターン | 11.1% |
【10】 | [4・6][6・4][5・5] | 3パターン | 8.3% |
【11】 | [5・6][6・5] | 2パターン | 5.6% |
【12】 | [6・6] | 1パターン | 2.8% |
クラップス:ルールとゲームの流れ
クラップスのテーブルには、このような図がすごろくの様にプリントされています。この図には、クラップスにおける「賭け方の選択肢(オプション)」がそれぞれのマスに記載されており、プレーヤーはその中から賭ける方法を選ぶルールになっています。
その後、サイコロが振られてシューターの勝ち負けが決まるのですが、原則ルールとして【7】が出ればシューターの負け、この後説明する【ポイント】が出ればシューターの勝ちとなり、簡単に言えばクラップスはサイコロでどちらが先に出るかを当てるルールのゲームです。
ただ重要なのが、サイコロを一番初めに振る時だけ(カムアウトロールの際)このルールはあてはまらず、特別なルールが適用されます。詳しくは以下で、一つ一つステップを追って説明していきます。それではさっそくゲームの流れを見ていきましょう。
◍ ゲームの流れ
STEP1 マスを選んでベットまず、プレーヤーはサイコロの出る目を予想して、このマスの中からどのように賭けるかを選び、ベットするチップ(お金)を直接そのマスの中に置きます。
STEP2 第一投目「カムアウトロール」
まず初めに、サイコロを振る係の「シューター(基本的に選ばれた一般客)」が2つのサイコロを振ります。この最初に行う第一投目を「カムアウトロール」と言います。サイコロの出た目の合計が:
【7】【11】 | ‣ シューターの勝ち ‣ ゲームは終了 ‣ このケースを「ナチュラル(Natural)」と呼ぶ |
【2】【3】【12】 | ‣ シューターの負け ‣ ゲームは終了 ‣ このケースを「クラップス(Craps)」と呼ぶ |
その他 | ‣ 出たサイコロの合計数が “場の目” となり、この後のゲームの基準となる ‣ ゲームは続行 ➜ STEP3へ ‣ この “場の目” のことを「ポイント」と言う ※ 「その他」とは【4】【5】【6】【8】【9】【10】が出た場合のこと |
【ポイント】の注意点
クラップスのルールを理解するにおいて、不必要にややこしくさせるのが、この「ポイント」という名称です。日本人にとって、「ポイント」と聞くとゲームやカードにおける“ポイント”をイメージしがちです。しかし、クラップスにおいては、第一投目の2つのサイコロの目が【4】、【5】、【6】、【8】、【9】、【10】の時に、その数字がその後のゲームの基準となる “場の目” になり、この “場の目” のことを「ポイント」と言います。
※ ポイントは2つのサイコロの目の合計数なので、以下のルール説明では他の数字と同様に角括弧を用いて【ポイント】と表記します。
STEP3 2投目以降:【ポイント】が出れば勝ち、【7】が出れば負け
カムアウトロール(第一投目)で勝敗が決まらなかった場合、【ポイント】(場の目)が基準となり、サイコロでこの【ポイント】か、【7】が出るまで、2投目、3投目、4投目・・・とゲームが続けられます。
サイコロの出た目の合計が:
【ポイント】 | ‣ シューターの勝ち ‣ ゲームは終了 |
【7】 | ‣ シューターの負け ‣ ゲームは終了 |
その他 | ‣ それ以外の数字が出た場合 ‣ 何も起こらず次の投球へ(このSTEP 3をくり返す) ※ 「その他」とは【ポイント】【7】以外の数字が出た場合のこと |
※カムアウトロール(第一投目)では、【11】もしくは【2】、【3】、【12】が出た場合にも勝ち負けが決まりましたが、この2投目以降では、これらの数字は関係なくなり、唯一【ポイント】と【7】が出た時にのみ、勝敗が決まるルールになっています。
クラップスでの “ギャンブルの勝敗” はどう決まる?
シューターの勝ち負けがどのようなルールで決まるかは分かりましたが、プレーヤー側にとって重要なのはギャンブル(賭け)に勝ったか負けたか。これを左右するのが、ゲームで一番初めに選んだクラップス独自の “賭け方” です。これがクラップスの醍醐味になるのですが、それについて詳しいルールを以下で詳しく見ていきましょう。
クラップス:賭け方のルール
クラップスには非常に沢山の賭け方があると言いましたが、実際に覚える必要があるのは、パスライン、カム、ドントパス、ドントカムそしてオッズベットの5つ。その他の賭け方はプレーヤーにとって確率的に不利な作りになっています。
なぜ使えない賭け方がそもそもあるのか?・・・と疑問になるところですが、それは単純にカジノ・ハウス側がプレーヤーを“引っ掛ける”目的で作られた賭け方だからです。
クラップスではプレーヤーにとって還元率が高い非常に有利な賭け方がある代わりに、初心者やサイコロの確率を考えずに遊んでいるプレーヤーからお金を巻き上げれるように沢山の不必要な賭け方が作られている…というトリックなわけです。
◍ 賭け方1:PASS LINE パスライン
クラップスのルール上、まず最も重要な賭け方なのがこのパスラインです。
これは単純に「シューターが勝つ」方に賭ける手段で、ゲームの流れ通りシューターの勝敗ががそのままギャンブルの勝ち負けになる仕組みです。STEP1 カムアウトロール(一投目)
‣【7】【11】が出れば勝ち
‣【2】【3】【12】が出れば負け
‣ その他が出ればサイコロの目が【ポイント】となりゲーム続行STEP2 2投目以降
‣【ポイント】が出れば勝ち
‣【7】が出た場合は負け
‣ その他の場合は勝ち負けは決まらなず、※もう一度サイコロを振る
(※ この“2投目以降”のプロセスを繰り返す)
◍ 賭け方2:COME カム
カムアウトロール以降、つまり2投目以降の途中で「シューターが勝つ」ことに賭ける方法。つまり、基本は全てパスラインと同じだが、パスラインにおいての “第1投目のルール” が、カムにおいては “参加したターン” に当てはまることになります。このため、同じゲーム中でも、カムで途中参加したプレーヤーの【ポイント】は【カムポイント】と呼ばれ、パスラインで賭けているプレーヤーの【ポイント】と違い、カム参加を初めたターンで出たサイコロの目がそのプレーヤーの独自のポイント、【カムポイント】となります。(【7】【11】【2】【3】【12】が出た場合は【ポイント】にはならず、その場で勝敗が決まる。)STEP1 参加時の投球(※2投目以降)
‣【7】【11】が出れば勝ち
‣【2】【3】【12】が出れば負け
‣ その他が出れば、出たサイコロの目がこのプレーヤー独自の【ポイント】となり続行STEP2 それ以降の投球
‣【カムポイント】が出れば勝ち
‣【7】が出た場合は負け
‣ その他の場合は勝ち負けは決まらず、※もう一度サイコロを振る
(※ この“それ以降の投球”のプロセスを繰り返す)
2投目以降に参加OK??
「初めの第1投目に賭けないってどう言うこと?」と少し不思議に思うかもしれませんが、クラップスは本来、テーブルを囲んで大勢でプレイするゲームのため、最初のターン(カムアウトロール)は参加しなくても、後で好きなタイミングで途中参加できるルールになっています。つまり、2投目以降で参加してパスラインの様に “シューターが勝つ” 方に賭けたい場合は、この「カム」で賭けることになるのです。
また、クラップスのルール上、複数の賭け方を同時に行うこともできるので、パスラインで最初から賭けておいて、ゲームの途中でカムなどの別の賭けを追加で同時に行うこともできます。オンラインカジノでクラップスを楽しむ際などにもよく使われます。
◍ 賭け方3:DON’T PASS ドントパス
“ドントパス” は「シューターが負ける」方に賭ける手段で、パスラインの全く逆の賭け方になります。STEP1 カムアウトロール(一投目)
‣【2】【3】【12】が出れば勝ち
‣【7】【11】が出れば負け
‣ その他が出ればサイコロの目が【ポイント】となりゲーム続行STEP2 2投目以降
‣【7】が出れば勝ち
‣【ポイント】が出た場合は負け
‣ その他の場合は勝ち負けは決まらず、※もう一度サイコロを振る
(※この“2投目以降”のプロセスを繰り返す)
クラップスで空気を読まないと…
ラスベガスなどの実店舗型のカジノでクラップスをプレイする場合は、このドントパスとこの後に解説するドントカムを利用するのは避けた方が良いでしょう。と言うのは、クラップスはブラックジャックやポーカーと違い、和気あいあいと沢山の人でテーブルを囲んで “シューターが勝つ” 方に賭けるのが醍醐味とされています。
クラップスでは、皆で共に勝敗を分かち合って楽しむのが “通” とされているので(事実上のルールではない)、客同士がハイタッチをして喜ぶなど、その盛り上がりや活気を楽しむゲームでもあります。そのため、他の人々を無視して逆に “シューターが負ける” 方に賭けるとなると、「空気が読めない奴だ」とかなり冷たい目で周りに見られてしまいます。
しかし、オンラインカジノでクラップスをプレイする場合は、実際に他の客とテーブルを囲んでいる訳ではないので、ルール通りにプレするのであれば勿論気にする必要はありません。ドントパスもドントカムも、かなり有効な賭け方なので、オンラインカジノにおいては気兼ねなく使いましょう。
◍ 賭け方4:DON’T COME ドントカム
ドントパスを理解すれば、このドントカムのルールもすぐ想像がつくと思います。ドントカムは2投目以降に参加して、「シューターが負ける」方に賭ける手段で、カムの全く逆になる賭け方です。STEP1 参加時の投球(※2投目以降)
‣【2】【3】【12】が出れば勝ち
‣【7】【11】が出れば負け
‣ その他が出れば、出たサイコロの目がこのプレーヤー独自の※【ポイント】となりゲーム続行
(※【カムポイント】と呼ぶ場合もある)STEP2 それ以降の投球
‣【7】が出れば勝ち
‣【カムポイント】が出た場合は負け
‣ その他の場合は勝ち負けは決まらず、※もう一度サイコロを振る
(※この“それ以降の投球”のプロセスを繰り返す)
クラップスの必勝法!?「オッズベッド」
クラップスのルールで覚えておきたい賭け方の五つ目がこの「オッズベット」です。そしてこのオッズベットこそが正にクラップスが最も勝率の高いゲームと言われている理由で、ギャンブル界に置ける最も有効な攻略法と言えるかもしれません。
この理由はこの記事の冒頭でも説明しましたが、通常、ギャンブルゲームというのは、運営側がしっかりと利益がでるように、確率的にハウス側(カジノ)が有利になるようなシステムとルールになっています。しかし、クラップスでこのオッズベットをプレーヤーが使うと控除率が0%(還元率100%)になり、確率上でカジノ側が期待できる利益がゼロになります。これは、普通のギャンブルでは起こりえない現象です。
オッズベッドの「オッズ」とは英語で “勝率”(Odds)と言う意味で、この名前通りその状況の勝率によって内容が変化する独自の賭け方です。少し複雑そうに聞こえるかもしれませんが、仕組みはとってもシンプル。
◍ 賭け方5:ODDS BET オッズベット
具体的にルールを説明すると、このオッズベットは、上記で解説してきてパスライン、カム、ドンドパス、ドントカムの四つの手法のどれかと組み合わせて使う独特な賭け方です。パスラインと組み合わせた場合は「パスオッズ」、カムと組み合わせた場合は「カムオッズ」、ドントパスの場合は「ドントパスオッズ」、ドントカムは「ドントカムオッズ」と呼ばれます。
「パスオッズ(Pass Odds)」:パスライン(Pass Line)のオッズベット
「カムオッズ(Come Odds)」:カム(Come)のオッズベット
「ドントパスオッズ(Don’t Pass Odds)」:ドントパス(Don’t Pass)のオッズベット
「ドントカムオッズ(Don’t Come Odds)」:ドントカム(Don’t Come)のオッズベット
簡単に言ってしまえば、オッズベットはただ “賭け金の増額”をするというオプションです。ただ、勝利した場合に獲得できる勝利金の還元率が状況によって大きく異なってきます。それでは次に、具体的にオッズベットがクラップスでどのような流れで行われていくのか解説していきます。
オッズベットの流れSTEP1 パスライン、カム、ドントパス、ドントカムのどれかでゲームを始める
まずパスライン、カム、ドントパス、ドントカムで賭けを始めます。カムアウトロール(第一投目)では、選んだ賭け方通りにゲームが行われるので、この最初のターンで勝敗が決まった際は、もちろんオッズベットは使えません。STEP2 追加の賭け金をテーブルに置く
最初のターンで勝敗が決まらず、【ポイント】の数が決定すると、オッズベットが利用できるチャンスです。ベットしたチップ(お金)の横にオッズベット用の余白があるので、そこに追加の賭け金を置けば準備完了。STEP3 勝つとオッズベット専用の勝利金が貰える
ギャンブルの勝敗は、最初に選んだ賭け方(パスライン、カム、ドントパス、ドントカム)通りに決着がつくルールなので、負ければオッズベットの勝利金もありません。しかし勝った場合は、まず初めに賭けていた金額の1倍が勝利金として($5賭けた場合➜$5の勝利金)払い戻さられます。それに加えて、オッズベット分の勝利金も手に入るのですが、その金額の倍率が通常のベットと大きく異なります。
◍ オッズベットの勝利金はサイコロの出現率で決まる
オッズベットの勝利金は、プレーヤーが勝つ確率が低い状況であればより高い金額が期待でき、逆に勝率が高い場合は勝利金の倍率が最低限に抑えられるというシステムで出来ています。つまり、ハイリスク/ハイリターン、ローリスク/ローリターンの賭け方だということです。
具体的に説明すると、オッズベットの場合、賭けた額に対する勝利金の倍率が【7】の出現率と【ポイント(カムポイント)】の出現率の比率によって決まるというルールになっています。言い換えると、クラップスにおいて最も出現率が高い【7】を基準の “6/6” つまり1倍として考え、その次に出現率が高い【6】と【8】を “5/6”、【5】と【9】を “4/6”、【4】と【10】を “3/6” と設定し、【7】の出現率対【ポイント】の出現率(例:【ポイント】が【6】だった場合は[6/6(【7】)・5/6(【6】)]=1.2倍)の比率が勝利金の倍率になるように設定されます。
カムオッズとドントカムオッズの場合は比率が逆になり、【カムポイント】の出現率対【7】の出現率がオッズベットの勝利金倍率ということになります(例:【ポイント】が【6】だった場合は[5/6(【6】)・6/6(【7】)]=0.83倍)。
7】の出現率に対する【ポイント】の出現率
※ 【7】の出現率を1倍として比較した【ポイント】の出現率
目の合計 | 組み合わせのバリエーション | 【7】に対しての出現比率 |
---|---|---|
【4】 | [1・3][3・1][2・2] | 0.5倍 |
【5】 | [1・4][4・1][2・3][3・2] | 0.67倍 |
【6】 | [1・5][5・1][2・4][4・2][3・3] | 0.83倍 |
【8】 | [2・6][6・2][3・5][5・3][4・4] | 0.83倍 |
【9】 | [3・6][6・3][4・5][5・4] | 0.67倍 |
【10】 | [4・6][6・4][5・5] | 0.5倍 |
少し分かりずらいルールかもしれませんが、要するに、サイコロの出現率に比例して勝利金の額が決定するため非常に合理的で損をしない賭け方という事なのです。クラップスにおける賭け方のケース別で、オッズベットにおける勝利金の倍率を以下にまとめたので、これを知っておけば具体的な仕組みを忘れてしまっても問題ありません。
オッズベットにおける勝利金の倍率
Pass Odds パスオッズ
内容:パスライン(Pass Line)でオッズベット
勝利の条件:【ポイント】が【7】よりも先に出れば勝ち
払い戻される勝利金の倍率:
【ポイント】 | 勝利金の倍率 | 例:$20のオッズベットで賭けた場合 |
---|---|---|
【6】か【8】 | 1.2倍([6/6・5/6]) | $24の勝利金 |
【5】か【9】 | 1.5倍([6/6・4/6]) | $30の勝利金 |
【4】か【10】 | 2倍([6/6・3/6]) | $40の勝利金 |
Come Odds カムオッズ
内容:カム(Come)でオッズベット
勝利の条件:【カムポイント】が【7】よりも先に出れば勝ち
払い戻される勝利金の倍率:
【カムポイント】 | 勝利金の倍率 | 例:$20のオッズベットで賭けた場合 |
---|---|---|
【6】か【8】 | 1.2倍([6/6・5/6]) | $24の勝利金 |
【5】か【9】 | 1.5倍([6/6・4/6]) | $30の勝利金 |
【4】か【10】 | 2倍([6/6・3/6]) | $40の勝利金 |
Don’t Pass Odds ドントパスオッズ
内容:ドントパス(Don’t Pass)でオッズベット
勝利の条件:【7】が【ポイント】よりも先に出れば勝ち
払い戻される勝利金の倍率:
【ポイント】 | 勝利金の倍率 | 例:$20のオッズベットで賭けた場合 |
---|---|---|
【6】か【8】 | 0.83倍([5/6・6/6]) | $16.6の勝利金 |
【5】か【9】 | 0.67倍([4/6・6/6]) | $13.4の勝利金 |
【4】か【10】 | 0.5倍([3/6・6/6]) | $10の勝利金 |
Don’t Come Odds ドントカムオッズ
内容:ドントカム(Don’t Come)でオッズベット
勝利の条件:【7】が【カムポイント】よりも先に出れば勝ち
払い戻される勝利金の倍率:
【カムポイント】 | 勝利金の倍率 | 例:$20のオッズベットで賭けた場合 |
---|---|---|
【6】か【8】 | 0.83倍([5/6・6/6]) | $16.6の勝利金 |
【5】か【9】 | 0.67倍([4/6・6/6]) | $13.4の勝利金 |
【4】か【10】 | 0.5倍([3/6・6/6]) | $10の勝利金 |
クラップスの攻略ポイント
クラップスの賭け方:控除率の比較
※プレースベット、フィールドベット、ビッグ6/8、等の賭け方については下記で解説します。
クラップスにおける効果的なプレイ方法、賭け方を解説してきましたが、冒頭でも述べたように、クラップスのルールにはこの他にも多くの賭け方が存在します。そしてそれらほぼ全てがプレーヤーにとって非常に不利な賭け方です。
繰り返しになりますが、クラップスは非常にお得な「大バーゲン」とハウス側が大儲けできる「※引っ掛け」が共存しているゲームです。それぞれの賭け方の控除率を比較してみると、この差が明かになります。
「引っ掛け」と言うと聞こえが悪いですが、決してカジノ側がイカサマをしている訳ではないのでご安心を。
◍ クラップスの攻略ポイント:
オッズベット > ドントパス・ドントカム > パスライン・カム
繰り返し説明してきたように、オッズベットに勝る賭け方はありません。他のカジノゲームと比べても、控除率0%(還元率100%)のギャンブルが出来るのは、クラップスでこのオッズベットを使った場合のみです。
ここでもう一つ注目なのが、「ドントパス」と「ドントカム」の“ドント”シリーズが通常の「パスライン」と「カム」に比べ控除率が低く、より有利な手だと言うこと。この差は非常に微量なので、実際のゲームで効果の差を感じることはあまりないと思いますが、それでもプレーヤーにとっては少しでも勝率が高い方を選びたいところ。
従って、賭け方の優先順位のルールとして「オッズベット>ドントパス・ドントカム>パスライン・カム」という賭け方の順番を覚えておきましょう。
クラップスの賭け方ランキング
優先順位 | 賭け方 | ※控除率 |
---|---|---|
オッズベット | 0% | |
ドントパス/ドントカム | 1.36% | |
パスライン/カム | 1.41% | |
4 | プレースベット【6】【8】 | 1.52% |
※控除率は数が小さい程プレーヤーが有利
6っつ目の賭け方「プレースベット【6】【8】」
これまで、クラップスでは上記の5つの賭け方だけでプレイすべきと解説してきましたが、実はもう一つだけ賭けても “悪くない” 賭け方があります。それが「※プレースベット【6】【8】」。上記の図を見ると分かりますが、プレースベット【6】【8】の控除率は1.52%と、メインの5つの賭け方と比べてみても、あまり悪くない数字です。比較的に気軽に賭けられる方法なので、お試しでちょっと参加してみたい場合などには、良いかもしれません。
このプレースベット【6】【8】の詳しい内容とルールは、下記の「クラップス:その他の賭け方」で解説します。
常にオッズベットで賭ければ良いんじゃ・・・?
「そもそもクラップスにはオッズベットがあるから、パスラインや“ドント”で賭ける必要ないんじゃないの?」と思った読者の方、確かにその通り。オッズベットにしてしまえば、通常のパスラインやカムであろうが “ドント” であろうが、関係なく控除率0%(還元率100%)でになります。
しかし、何せオッズベットがプレーヤーに有利すぎるので、残念ながらこのオッズベットを受け付けないルールのクラップスを取り扱っているオンラインカジノやランドカジノ(実店舗型カジノ)も複数存在します。実際に、このCasinoTop10のサイトで提供している無料クラップスゲームも、オッズベットを受け付けていないタイプです。このような場合は、“ドント” の賭け方を選ぶとよりお得だと覚えておくと良いでしょう。
“ドント”の賭け方を使えるのはオンラインカジノだけ
しかし、“ドント”の賭け方は通常のランドカジノ(実店舗型のカジノ)では実際には利用出来ません。前述したように、クラップスは通常お客側全員で「シューターが勝つ」方に賭け(パスライン、カムなど)、仲間として戦い勝敗を楽しむのが一般とされています。これはルールな訳ではありませんが、その風潮の中で周りが負ける“ドント”の賭け方を選ぶのは非常に嫌がられます。
しかし、オンラインカジノのクラップスでは周りの目を気にする必要はないので、気兼ねなく“ドント”に賭けてしまいましょう。
クラップス:その他の賭け方
「使わない方が良い!」と言っても、その他にどんな賭け方があるのか参考までに各ルールを知っておいても悪いことはないかもしれません。ただ不思議なことに、この非常に不利な賭け方、つい使いたくなってしまうのです・・・。これは、パスラインなどのメイン5つの賭け方に比べて、ずっとシンプルで気軽に賭けれるように作られているためです。
これもまた、クラップスのルールが上手く作られているポイントで、不利なのが分かっていても特に初心者はついこれらの賭け方を利用してしまいがちです。つまりクラップスのルールは、ハウス側は一定の人々から金を巻き上げて、オッズベットなどで確実に勝ちを狙ってくるプレーヤーには太っ腹に勝利金を受け渡す・・・こんなシステムになっているのです。
◍ その他の賭け方1:Place Bet プレースベット
プレースベットはテーブルの中心近くに大きく書かれている、【4】【5】【6】【8】【9】【10】のマスの中から、好きな数字を選んで、個別にその数に賭ける方法です。選んだ数字が、パスラインで言う【ポイント】になり、その数字がサイコロで【7】より先にでれば勝ちです。そして、カムアウトロール(第一投目)以降であれば、このプレースベットでいつでも参加できるルールになっています。
例:【6】にプレースベットした場合 ➜ 【6】が【7】より先に出れば勝ち
特徴的なのは、勝利金の倍率がプレースベットする数字によって変わるという点。冒頭に解説した出現率について思い出して貰えればわかりますが、各数字の出現率には偏りがあるので、プレースベットはそれに応じて勝利金の倍率が変化します。この倍率の仕組みだけを見れば、オッズベットと全く同じシステムなのがわかります。
ただ、オッズベットと異なるのは、その具体的な倍率の数字です。【4】と【10】に賭けた場合は1.8倍、【5】と【9】の場合は1.4倍、【6】【8】は1.16倍がルールとなっています。オッズベットが【4】【10】が2倍、【5】【9】が1.5倍、【6】【8】が1.2倍なのを考えると、プレースベットがクラップスでお得な賭け方ではないのがよく分かります。
ベットする数字 | 出現率 | プレースベットの倍率 | オッズベットの倍率 |
---|---|---|---|
【4】【10】 | 8.3% | 賭け金 × 1.8倍 | 賭け金 × 2倍 |
【5】【9】 | 11.1% | 賭け金 × 1.4倍 | 賭け金 × 1.5倍 |
【6】【8】 | 13.9% | 賭け金 × 1.16倍 | 賭け金 × 1.2倍 |
プレースベット【6】【8】は賭ける価値あり!
プレースベットは、クラップスの主要の賭け方5つに比べて少し不利ではありますが、【6】【8】にベットする場合は比較的価値がある賭け方と言えます。パスラインの控除率が1.41%なのに対して、プレースベット【6】【8】は1.52%と、その差がかなり微量なのが分かります。
ただ、プレースベットを【5】【9】に賭けた場合は控除率は4%にぐっと上がり、【4】【10】の場合には6.67%と、圧倒的に不利になるのが明かです。攻略のルールとして、「クラップスで例外的にプレースベットはしても良いが、絶対に【6】と【8】のみ!」と覚えておきましょう。
プレースベットの控除率比較
※控除率 | ※控除率 |
---|---|
パスライン | 1.41% |
プレースベット【6】【8】 | 1.52% |
プレースベット【5】【9】 | 4.00% |
プレースベット【4】【10】 | 6.67% |
※控除率は数が小さい程プレーヤーが有利
◍ その他の賭け方2:
Big 6 ビッグシックス/Big 8 ビッグエイト
クラップスで全くやる価値がない賭け方、それがまさにこのビッグシックス/ビッグエイトです。ルールはとっても単純で、ビッグシックスは【6】に、ビッグシックスは【8】に賭ける手段で、各数字が【7】よりも先にサイコロで出れば勝ちになります。この賭け方を利用する場合、どのタイミング、ロールで参加しても良いことになっています。
「これって結局プレースベットで【6】か【8】に賭けることと同じじゃないの?」と思われるかもしれませんが、まさにその通りで、賭ける内容は全く同じです。
ただ、プレースベット【6】【8】の勝利金倍率が1.16倍なのに対し、ビッグシックス/ビッグエイトの場合、勝利金の倍率がたったの1倍に設定されています。まさに、クラップスでやる価値がない賭け方だということがよく分かると思います。
賭けの中止がいつでも可能!
クラップスにおけるビッグシックス/ビッグエイトの唯一の特権が、途中でいつでも賭けを中断してベットしたお金を引き上げて良いルールになっています。つまり、【6/8】か【7】が出る前に気が変わって辞めたくなれば、すぐ辞めて賭けたお金を回収できるということです。
ただ、辞めるのであれば、そもそも最初から賭けるわけありませんし、ゲームの途中で【6】【7】【8】の出現率が変化することはないので、途中で辞めて得をする理由が見当たりません。
強いて言えば、初心者にとっていつでも辞めれるというのは、気休めにはなるかもしれませんが、これがまさにハウス側が利益をあげるためのクラップスのルールなので、絶対に避けるようにしましょう。
ビッグシックス/ビッグエイトの控除率比較
賭け方 | ※控除率 |
---|---|
パスライン | 1.41% |
プレースベット【6】【8】 | 1.52% |
ビッグシックス | 9.09% |
ビッグエイト | 9.09% |
※控除率は数が小さい程プレーヤーが有利
◍ その他の賭け方3:Hard ways ハードウェー
これまでのクラップスの賭け方では、2つのサイコロの合計数が注目されていましたが、このハードウェーでは[5・5]のように2つのサイコロの目をゾロ目に合わせなければなりません。このハードウェーのオプションは[2・2][3・3][4・4][5・5]の4っつで、この中から選んだゾロ目が、【7】かゾロ目ではないその合計数(例えば[3・3]のハードウェーに賭けたのに対し、ゾロ目ではない合計数【6】の[1・5]や[2・4]等が出た場合)よりも先に出れば勝ち、というルールになります。
勿論当たる確率が低いので、その分勝利金の倍率も高く設定されており、その倍率は[3・3][4・4]の方が[2・2][5・5]よりもさらに高く設定されています。
しかし、このハードウェーもクラップスの中では非常にプレーヤーにとって分が悪い賭け方で、控除率でみると11.1%にものぼり、ビッグシックスやビッグエイトよりも不利なベット方法ということになります。
◍ その他の賭け方4:Field Bet フィールドベット
フィールドベットはクラップスの中で最もシンプルな賭け方です。それ故に初心者に人気な賭け方でもあります。内容は、賭けた直後に勝負が決まる一発勝負。どのロールからでも参加できます。
ルールは極めて簡単で、「フィールドベット」と書かれたテーブルのマスにお金を賭けて、その直後のロールで【2】【3】【4】【9】【10】【11】【12】のいずれかがでると勝ちになります。それ以外の【5】【6】【7】【8】が出ると負け。
勝つケースが7通りに対し、負けるケースが4通りと、一見悪くない手のように思えますが、【5】【6】【7】【8】の出現率の方が圧倒的に高いので、クラップスの中では決して効果的な賭け方ではありません。
勝利金の倍率は基本的に1倍ですが、出現率が一番低い【2】と【12】が出た場合はボーナスとして倍率が2倍の勝利金が貰えます。
◍ その他の賭け方5:Any Craps エニークラップス
このエニークラップスも一発勝負なので、クラップスの中でも最も気軽にできる賭け方の一つです。賭けた直後のロールで、【2】【3】【12】がでれば、賭けた金額の7倍の勝利金が手に入ります。それ以外の数字は負け、というルール。
これも控除率の分が悪いオプションなので、避けた方が良い手です。
◍ その他の賭け方6:Any Seven エニーセブン
これも一発勝負の賭け方で、直後のロールで【7】がでれば勝ちという非常にシンプルなルール。勝利金は、賭けた金額の5倍が貰えますが、控除率的には非常に分が悪い手です。
ドントパス、ドンカム同様、シューターが負ける方に賭ける内容なので、ランドカジノ(店舗型カジノ)で利用するのは特に避けておきましょう。
◍ その他の賭け方7:Craps クラップス
ゲームの名前にもなっているこのクラップスは、ハードウェーと非常に似た賭け方で、【2】【3】【12】、つまり[1・1][1・2][2・1][6・6]が出れば勝ち、というルールのオプション。そして、このクラップスも一発勝負のタイプなので、賭けた直後のロールで勝ち負けが決まります。
お分かりの通り、一発勝負な上、36通りの中から4通りのみ勝つパターンなので、勝算はたったの0.1%。その分、もらえる勝利金は非常に高く、【2】と【12】が30倍、【3】が15倍となっています。それでも控除率の分は非常に悪く、プレーヤーに不利な手段なのには間違いありません。
◍ その他の賭け方8:Eleven イレブン
これは上記で紹介したクラップスの【11】バーションです。一発勝負で、賭けた直後のロールで【11】([5・6][6・5])が出れば勝ちになります。勝利金の倍率も、賭けた金額の15倍なので、クラップスの【3】と全く同じ確率と報酬になっています。
クラップス:ルールと攻略法のまとめ
クラップスのルールや攻略方について詳しく解説してきましたが、気軽に楽しめるカジノゲームであると同時に、知識なしでプレイすると、かなり不利な状況でギャンブルをすることにもなりかねない少しトリッキーなゲームです。
それでも、クラップスのルールは決して難しいものではなく、また覚えるべき賭け方・攻略法も少ないので、一度知ってしまえばすぐ一流のクラップスプレーヤーになれます。また、オッズベットが使えるテーブルであれば、控除率0%でギャンブルが出来るという破格のゲームでもあります。
最後に今一度、クラップスのポイントをおさらいすると:
クラップス攻略のポイント
(1)ルールはシューターが勝つか負けるを当てるゲームで、基本【7】がでる前に持前の数字がでれば勝ち。
(2)オッズベット>ドントパス・ドントカム>パスライン・カム>プレースベット【6】【8】の順番で有利性が決まっており、これら以外の賭け方は絶対にしない方がいい。
(3)ラスベガスなどの実店舗型のカジノでクラップスをプレイする場合は、ドントパスやドントカムに賭けるのは避ける。オンラインカジノの場合は全く問題ない。
これらルールを踏まえて、ぜひ一度クラップスお試しあれ!
クラップス よくある質問
最初に覚えるべき賭け方は?
基本の「パスライン」、カムアウトロール(1投目)後の「カム」、「オッズベット」の3つを覚えておきましょう。
クラップスがプレイ出来るオンラインカジノは?
ベラジョンなどでプレイできます。
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